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「市従組情報」 1998年1月20日 (長崎市役所従業員組合発行)
伊藤市長と当局よ!現場の職員がどれほど怒り、失望しているのか知っているのか!
─水質デー夕改ざん問題に対する現場の声─

 水質データ改ざん問題の該当職場の組合員から寄せられている生の声を紹介する。市民の声は連日新聞紙上をにぎわしているが、関係職員はどのように思っているか、伊藤市長と当局に是非聞いて欲しい言葉である。

☆市役所の体質は甘い。税金で仕事をしているのにこんな言い訳がいつまでも通用すると思っているのか。

☆連日、自分達の本来の仕事まで後回しにして出したデータが改ざんされた。絶対に許せない。
 また、市民の中では市役所のデータは信頼できないと言われているが、こんなことで不信をかい、民間委託などが検討されることがあれば本末転倒だ。行政責任として真面目に仕事をしている職員にとっては、絶対に許せないことだ。

☆公害苦情処理で事業所に対策させても、事件以降「環境部の測定データは改ざんされとるやろうが、あんたたちは(公害発生)業者と癒着しとるとやろうが」と(被害)住民から不信の声をつきつけられることが続いている。まじめに仕事しているのにやりきれない。

☆改ざんを指示せざるをえなくなるほど追い詰められた人、改ざんを指示された人、それぞれ夜も眠れないほど悩んでいる。職員をこういう状況に追い詰めた責任は極めて重い。年始年末もなく悩んだ職員がたくさんいる。

☆最初からきちんと謝罪していれば、ここまでならなかったのでは。現場の職員に相談がされていれば違う展開になっていたのに。データの意味がわからないまま突っ走ったのだろう。

☆いまだに「内部告発者を探せ」という声が、幹部の一部にあるそうだが、そういう体質なのか

☆これだけマスコミと市民から批判があるのに、かたくなな態度を続ける市長・幹部の感覚がわからない。一般的な感覚が麻痺しているのでは。

☆環境部長の責任は重大だが、今考えるとかわいそうでもある。たまたま異動で4月にきたばっかりに。

☆文書管理については、職員研修などでも文書規定に基づき研修されるが、実際の運用が杜撰ではないか。日頃からきちんとすべきだ。また情報公開制度の運用がきちんと確立されていない面がある。

☆組合員に処分が及ぶことになれば、組合で断固闘って欲しい。責任がだれにあるのか明確にすべきだ。

☆あまり、組合で追及しないで欲しい。

☆真相についても組合で追及すべきだ。

☆4月の人事異動で、報復人事があるのではないか。また、技術職を政策立案部門の周辺から遠ざけることがされるのではないか。もっと技術職の専門的意見を聞いてくれればよかったのに

☆マスコミから電話で取材があったが、当局の回し者ではないかと思い、何も言わなかった。おそろしい。
以上、組合の方針への賛否にかかわらず、生の声を掲載しました。


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