橋本連立内閣が、消費税を五%に引き上げ、減税は廃止する、医療費は上げると、国民・県民のくらしに大きくかかわる問題について、はっきりとした根拠を明らかにしないで強行しました。
はっきりした根拠わからぬ
一般的にみて都合が悪いことを明らかにしないで、追及されて初めていくらか明らかにする。これでは国民から怒りの声があがるのは当然だと思います。
今度の銀行へ国民の税金を三十兆円使うことについても、はっきりした根拠がわかりません。
高齢者社会のためと導入された消費税、本当にそのために使われ、福祉が充実されるのなら国民も納得できるはずです。
二十一歳のときに学徒動員で戦争を体験しました。二十三歳のとき、福岡県で終戦を迎えました。当時の日本としてはやむを得ない状況だったかもしれませんが・・・。もし戦地へいっていたら、いま生きているかどうかわかりません。いまでも戦地へいって亡くなった多くの仲聞のことを思うと、残念でなりません。
基地の建設と経済対策は別
佐世保にも米軍基地があります。冲縄・名護の海上基地建設問題についても、基地建設と沖縄の経済対策は別問題のはずです。一緒にして実現しようとするから矛盾がでてくる、いやですね。みんなそう思っているんじゃないですか。
長崎県政の問題。長崎新幹線も、見通しがないならないでいいですよ。国民の注目が集まる諌早湾干拓事業、いったいこのままでいいのかと思っています。
いま県南地区に県立長崎シーホルト大学の建設が進行中ですが、県北にある長崎県立大学の充実も大事です。また、長崎大学には文学部がありません。文化の長崎というなら、移転以前に考えるべきことではないかと思います。
文化面についていうと、演劇とか展覧会などは福岡、熊本どまりです。このことをどうするか県もしっかり考えてもらいたい。長崎の基盤産業であるべき観光、農業、漁業なども真剣に検討してすすめるべきです。観光のまち長崎といわれますが、文化都市長崎があってこそです。
佐世保市に建設される県民文化ホールも意義があります。こうした県民に役立つ施設を県内各地で充実させてほしいというのが、私の願いです。
社民党、元社会党が自民党とくっついていることが理解できない。政党としてちゃんとした方針をたてるべきです。一方、日本共産党はしっかりした政策、方針をもっておられる政党として立派です。
いま長崎県では知事選挙と衆院四区の補欠選挙がおこなわれています。三月には衆院一区の補欠選挙も予定されています。西岡武夫氏、金子原二郎氏、永田勝美氏、田辺敏憲氏の四人が知事選に立候補しています。しっかりした自分の考え、政策を訴えられている永田さんにも躍進してほしいです。衆院の補選でも野党である日本共産党の躍進を期待します。
党の姿もっとアピールして
共産党についての注文は、一般の人が興味をもつようにもっと、党の姿・政策をアビールすべきです。とくに文化面での政策をわかりやすいドラマでアピールすてほしい、そうでないと古いイメージをもつ人がまだ多いと思います。