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ハードディスクにたまる「ゴミ」について



 インターネットを使ったり、アプリケーションをいろいろと使ったりしていると、パソコソのハ一ドティスクに「ゴミ」がたまります。「キャッシュ」は捨てていいと人から聞いたのですが、どこにあるのか分かりません。そのほかに「TEMP」フォルダーなども、いつのまにか中身が増えています。八一ドディスクの「お掃除」をする際に、捨てていいものを教えて<ださい。(佃さん)

 WWWプラウザーを使っていると「キャッシュ」ファイルが多く作られます。「キャッシュ」とは、インターネットからダウンロードしたデータを―時的にハードディスク上に保存することで、そのページにアクセスするたびに同じデータを繰り返しダウンロードしないでも参照できるようにするものです。キャッシュによって表示速度を改善することができますが、ハードディスクにファイルを作成するために、空き容量の少ないときにはハードディスク容量を圧迫してしまうこともあって不便です。
 そのため、ブラウザーではどのタイミングでキャッシュファイルを更新するか、作成したキャッシュファイルをいつ削除するか、保存に利用可能なサイズの上限などを指定することができます。
 ウインドウズ版のインターネットエクスプローラ3.0では、「表示」メニュ→「オプション」→「詳細設定」タグ→「インターネットー時ファイルの設定」ボタンのクリックで現れる設定ウィンドウの現在のフォルダーにキャッシュファイルを保存するフオルダーが設定されています。隣にある「ファイルの削除」ボタンでキャッシュファイルを削除することができますが、その後もWWWブラウザ−を使っていると次第に増えていきます。そこで、キャッシュファイルの保存数を抑えるために、同じ設定ウィンドウの「使用するディスク領域」項目で制限するといいでしょう。ネットスケープにもネットワーク設定に同様の項目があります。
 もちろん、マッキントッシュ版のインターネットエクスプローラやネットスケープの初期設定項目にもありますから、探してみてください。
 そのほかに、「Windows」フォルダーにある「Temp」フォルダーにも多くのゴミファイルがたまります。アプリケ−シ∃ンなどの動作中に一時的にデータをファイルに保存したテンポラリ−ファイルを保存するフォルダ一で、ほとんどの場合はアブリケーションの終了とともにファイルは削除されます。しかし、エラ−終了した場合や意図的に中断させた場合にテンポラリーファイルが削除されずに残ってしまうことがあり、ほうっておくと数十Mバイトにふくれあがっていくこともあります。そんな場合には、動いているアプリケーションを終了させ、エクスプロ―ラなどで「Temp」フォルダ―のいらないファイルを削除していきましよう。ファイルのプロハティを見れば作成日や更新日がかく確認できるので、長い間更新されてないファイルは区別がつきます。
 ディスク容量がないときに忘れているポイントがもう1つ。アプリケーションやOSがプレインストールされているパソコンのハードディスクには、再イントールを行うためのオリジナルのイメージが収録されていることが多くあります。マニュアルなどを参照し、正しくバックアップをとった後に削除すると空き容量が数十Mバイト増加するかもしれません。ハックアップをとったのですから、さらに使わない不要なアプリケーションも削除してはいかがでしようか。最後にスキャンディスクで、破損して利用できないにもかかわらず、ハードディスクに残っているファイルを削除しましよう。
 マッキントッシュの場合も同様です。キャッシュフォルダーの整理、プレインストールソフトのバックアップ後に行う不要アプリケ―シヨンの削除、「ノートンディスクユーティティ」などのユーティリティーソフトを使って破損した利用不可能のファイルを検索して削除するとよいでしょう。
 さらに、ディスクが空いてきたら、最後にフラグメンテ―ションを解消しておくとディスクアクセスが高速になります。フラグメンテーションとは、ファイルがまとめて書き込めず、散り散りに分散されて配置されている状態のことで、これによりアクセス速度が低下する症状を起こします。これは、空き容量が増えただけでは解消しないので、ウィンドウズではシステムツールの「デフラグ」を、マックではノートンディスクユーティリティなどのアプリケーションを使うと解決することができます。
              (菊地宏明)

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