説明資料(団体内の説明用にご活用ください。) 1 この作品の意義は? 今だからこそ被爆の実相を世界に発信するアニメ映画です。 被爆後60周年を迎えようというのに、被爆地の強い願いにも関わらず、核兵器の廃絶は まだまだ現実味を帯びた国際的課題とはなっていません。それどころか、小型化・高性能 化によって「より使いやすい」核兵器の開発が進められようとしています。 なぜ核兵器の廃絶が現実の国際的課題とならないのでしょうか。その大きな要因は、核 兵器の残虐性、非人道性が「意外なほど」認識されていないということにあります。「戦争 の抑止力として核兵器保有はやむを得ない」、「ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下によって アジア人民は解放された」という根強い思想が世界ではいまだに蔓延しています。 この作品は世界の人々に対して、その脳裏に刷り込まれたそのような思想に影響を与え、 核兵器はどんな理由があろうとも使用してはならない、そのためには核兵器をなくさなけ ればならないという考え方に改めていただく機会を与えるものです。そのため当初から英 語版の製作が予定されています。 2 何を支援する? 製作だけでなく15万人の観客を組織する映画鑑賞運動です。 製作費用は1億5千万円です。映画の製作を担当する製作委員会では一口30万円(個人 でも可)の支援金を募集し、500口の応募により、この費用を調達する計画です。なお支援 金を出された個人・団体には製作協力券300枚贈呈または1回上映権、及び完成フィルム にお名前が掲載されるなどの特典があります。すべての支援金申込者が製作協力券を選択 した場合、15万人が作品を鑑賞することになります。 あなたの団体に所属する会員(ご家族も含めた)人数分の製作協力券相当額 (千円×人数)の支援をお願いします。 製作を支援するナガサキの会では、作品を実際に鑑賞していただくことも重要であると 考えています。また一口30万円だけにこだわらず、全国で集める1億5千万円の半額7千 500万円を目標に小口(一万円)での支援金も募集します。つまり、製作協力券に換算する と、長崎県内で7万5千人の方々にこの作品を鑑賞していただけることになります。 作品完成と鑑賞運動成功の両面から、ぜひご協力をお願いいたします。 3 出来上がった作品はどこで見られる? 完成後、自主上映のスケジュールをお知らせします。 今のところ一般の映画館での上映は予定しておりません。県内各地での申し込み状況に 応じて、製作委員会による自主上映を県内主要個所で実施することになります。 上映スケジュールは作品完成後、申し込み代表者にお知らせしますので、都合のつく会 場でご鑑賞ください。