ウィリー・ジャクソン

 「誰か彼の演説を止めてくれ!」・・・そう叫びたくなる程の長〜い演説にスタッフは苛立っていました。10分の持ち時間のはずが2倍以上の25分を超えていました。ウィリー・ジャクソン国会議員は新アジェンダ連合の重要な一員であるニュージーランド軍縮大臣の代理として参加したのですが、その意識が強すぎたのか、ものすごい意気込みで、自らニュージーランドの先住民であることの紹介も含めて、分厚い原稿を延々と読みつづけました。「次からは本人が出席できない場合はビデオメッセージにしてもらおう」、そんな意見が反省会で出たのですが、「次っていつやるの?」の声にかき消されてしまいました。みんな心の中で同じ思いを共有していました。「大変だったけど貴重な経験でした。えっ!もう一度・・・???」。

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