「宇宙」は150億年前のビッグバンから始まったとされる。150〜200億光年の広がりを持ち、今なお拡張し続けている。(最近(1997Aug)の研究発表によると宇宙誕生は90〜120億年前。星の誕生は115億年前とされる。)
宇宙は泡状になっている。コップの石けん水をストローで吹いてできる、泡のつながりのような形で、その泡の表面に無数の銀河が張り付いている。
ひとつの銀河は100万〜10兆個の恒星、星間物質でできている。NASAゴダード宇宙センターのガードナー氏によれば宇宙には1,250億の銀河が存在する。(1999Jan)
私たちの属する銀河=「銀河系」は2000〜3000億個の恒星からなり、15〜20万光年の広がりを持つ。
太陽は「銀河系」の中心から2万8千光年に位置し、9個の惑星を有している。
私たちの地球は46億年前に形成され、35億年前に地球で最初の生命が現れた。
35億年前の最初の生物から進化し、7000万年前には全盛を誇った恐竜が突然絶滅した。
人類が最初に現れるのは、それから6500万年後、今から490万年前のことである。
100万年〜2万年前には人類は氷河期を経験し、マンモスとともに生きてきた。
マンモスが姿を消してから1万年後、今から1万年前に人類は定住生活を始めた。
5100年前にはエジプト文明が栄え、2000年前にキリストが生まれ、55年前世界大戦が終わった。
1769 ワットの蒸気機関 1776 アメリカ独立宣言 1789 フランス人権宣言 1866 ダイナマイト 1848 共産党宣言 1876 内燃機関 1898 ラジウム発見 1897 日本で映画初上映 1903 ライト兄弟の初飛行 1925 ラジオ放送開始 1971 マイクロプロセッサ 1953 テレビ放送開始
人間のDNAには10万の遺伝子が含まれる。93%は父母と同じもの。7%が個性を構成する。
10万の7%=7000。組み合わせは2の7000乗通り、それは世界の砂粒と同じ数と言われる。
個体は時間とともに死に至るが、それは種全体の進化の過程でもある。そして進化の源は「個性」である。
FEB 15 2001 追記
ヒトゲノムの全容が明らかになりました。遺伝子数は予測より大幅に少ない3万〜4万個だったということです。そして遺伝子を構成する塩基は全体で30億文字あり、その配列の99.99%は全てのヒトで共通だというのです。
国際共同チームは約27億塩基を解読し、塩基配列の個人差(SNP)が140万ヶ所以上見つかったということです。
国会に憲法調査会が設置され、「調査」の名のもとに憲法を改正しようとする動きが進んでいる。
その論拠のひとつとして、「憲法制定後50年を経過し、時代に合わない面が出てきた」とするものがある。しかし、そんなことはない、と私は思う。
なぜなら、確かに、憲法は制定されてから50年経過したが、決して古くはなっていない。
むしろ、その間社会とともに進歩し発展しているのだと思う。
主権在民は日本社会に定着し、基本的人権の尊重も長い目で見れば発展しているし、平和主義は世界に影響を広げている。
護憲をいう勢力の側にも「確かに古くなっている」と考えている面がないだろうか。
しかし、そんなことはない。
憲法は制定されたその日から、静的に留まっているものではなく、社会とともに発展し、進歩している。
憲法改正を唱える人々は、政治的には、時代とともに国民の支持を失っている勢力である。
自らが進めてきた政治の方向が国民の支持を失いつつある中、改革の方向を見出せず、法律によって国民を抑えつける方向に向いているように思う。
世界に誇る憲法を「守り」(というと、古いと言われそうだが決してそうではない)「発展」「進化」させるために、憲法擁護派の皆さんには大いに奮闘してもらいたい。