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上海訪問記


第2部 上海名所めぐり


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 陸の交通混雑は海の(いや川の)それ以上にすさまじかった。しかし、渋滞はしない。なぜなら命知らずのドライバーたちが信号無視で横切る歩行者を跳ね飛ばさないように、減速することなく進行するからです。。赤信号でも右折可の交差点を横切ろうとする歩行者も負けてはいない。信号など守っていられないとばかり、道路中央で前も後ろも走る車に挟まれてなお渡り続けようとする。上海では道路は「歩行者優先」でも「車優先」でもない「勇気が優先」だとは地元ガイドの弁。そんな道路環境の中、元自動車学校指導員の操る私たちの貸し切りバスは、南浦大橋[jpg89kb]を渡り、上海の新名所、「東方明珠(oriental pearl)公播電視塔」[jpg34kb](高さ468mの東洋第2のテレビ塔)へ向かう。

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 東方明珠のデザインは公募で選ばれたとのことで、応募作品の模型が1階ロビーに展示されている。右は上海国際埠頭から見たもの。

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 上海の宿は五つ星のポートマン・シャングリラホテル。サービスは至れり尽くせりで、日本国内でもこれほどのホテルに泊まったことはない。ホテルを挟んで左右にほぼ同じ大きさの、一見ホテルと一体のように見える建物があったが、これはホテルではなく、マンションのようだった。2日目にお邪魔した長崎県上海事務所の入居している国際貿易中心ビルも、上階はマンションになっているとのことで、治安上の配慮がなされているようだ。

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 ホテルの正面向かい側にはロシア風建築の上海工業展覧館(反対側からの姿[jpg28kb])がある。ライトアップされた姿はエレガントで、思わずシャッターを切ってしまった。なんでも、旧ソ連との友好関係が深かった頃にその友好のシンボルとして建てられたものらしい。この建物の右奥の部分は、土産品店になっている。


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 上海滞在2日目の10月19日、土曜日はまず長崎県上海事務所を表敬訪問した。ここの所長は、長崎県庁の職員で、私の高校・大学の友人笹原君だった。一応2年の約束で、美人の奥さんと子供たちを長崎に残しての単身赴任であるという。他に長崎の地元銀行2行から各一人、現地スタッフ3人の計6人で、長崎県企業の中国進出・貿易の情報提供とサポートをしているとのこと。この日は土曜日だというのに、私たちのために中国事情のレクチャーをしていただいた。

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 このあと、2人一組で上海市内を観光、左の男性は今回ずっとペアを組んだ松本さん。中央の女性は上海復旦大学(中国では北京大学と並ぶエリート校だそうです)の日本語学科学生の林[letter of Yan](Miss Lin Yan)さん。この9月3年生になったばかりです。杭州出身で大学寮[jpg141kb]で暮らしているそうです。林[letter of Yan]さんをはじめ毎回8名のべ24名の学生さんが、日本語勉強のためと、ボランティアで協力していただきました。ありがとうございました。

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 まず有名な庭園「預園」[jpg34kb]に入る前に、近くの老舗、上海老飯店で昼食をいただきました。これから旬となる上海カニ料理がメインディッシュでした。他の2班と一緒に計9名で楽しくゆったりとした昼食を楽しみました。日本の日常生活ではでは考えられない贅沢でした。そしてここが預園の入口にあたる九曲橋。様々な趣向を凝らした庭園はまるで迷路のようで、広い園内は見応えがあります。門前には観光地にはお決まりのおみやげ店がぎっしりと軒を連ねていて、こちらの店構えの方が預園そのものよりもずっと派手でした。
この後友誼商店で買い物をすませ、上海人民広場[jpg33kb]を散歩し、上海市人民委員会[jpg33kb](政府)を眺めながら夕食会場へ。楽しい一日を過ごさせていただきました。


 

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